ぼっちカメラ手記

カメラや写真に関する色々を綴ります

page. 13 超簡易ピンホールカメラ

 

Takuです。

 

 ミラーレス一眼を用いて、超簡易ピンホールカメラを作って遊んでみました。折角なので、レビューしようと思います。

 


◆作り方

まず下記の材料を準備します。
・ミラーレス一眼カメラ
・アルミホイル
・針
・マスキングテープ

 

 カメラのボディキャップを外してアルミホイルを被せ、マスキングテープでしっかり留めます。真ん中らへんに針で穴をあければ完成です。作成時間、準備を含めて5分。
 今回カメラはα7Sを用いました。ミラーレスと書きましたが、別に一眼レフでも出来ます。

外観です。名付けてミラー&レンズレスカメラ。
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ホールの直系は約0.5mmです。
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◆スペック

焦点距離】約18mm~約16mm
F値】約36~約32


◆スペック計算過程

 スペックは次のように導出します。マウント面にそのままアルミホイルを貼りそこに穴を開けてけるため、フランジバック長がそのまま焦点距離になります。故に約18mm。F値は定義のまま計算して、F値 = 18 ÷ 0.5 = 36。

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ただし、アルミホイルに穴を開ける際に撮像素子側に力が掛かるのでたわみが生じ、厳密には焦点距離18mmよりも数ミリ単位で短くなっているはずです。正確に測っていませんが、おそらく16mmくらいが妥当かと。そうなるとF値も変わってきて、約F32程度と考えるのが良い感じ。

 

◆実写

 作成したミラー&レンズレスカメラもといピンホールカメラを持って、家の周りに繰り出してきました!

 

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異様なさま。

 

数枚試写しましたので、作例をどうぞ。

 

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SONY ILCE-7S, 焦点距離:約16mm, F値:約32, SS 1/4, ISO100, WB5500K

 

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SONY ILCE-7S, 焦点距離:約16mm, F値:約32, SS 1/6, ISO100, WB5500K

 

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SONY ILCE-7S, 焦点距離:約16mm, F値:約32, SS 10, ISO100, WB6400K

 

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SONY ILCE-7S, 焦点距離:約16mm, F値:約32, SS 1.6, ISO100, WB6400K

 

◆画質レビュー
・ボケボケです。デティールは全く期待できません。
・左右にマゼンタ色のかぶりが目立ちます。
・周辺光量落ちは言わずもがな。
・センサーにゴミが付いてるのがよくわかります。
・右側がフレアっぽい。
・4枚目、樽型に歪曲して見える。レンズ無くても歪曲ってするんですね?
・色は思ったよりちゃんと出てる。特に一枚目は枯葉の黄色い感じと滑り台の青・黄・赤が見えてる。葉っぱの緑も出てる。ただ、3枚目の緑がちょっと深すぎる。

 

◆比較

 レンズ有り写真と並べてみます。(レンズはSEL1224Gを用い、焦点距離を16mmに合わせて撮影しました。F値は22(最少絞り)にしています。)左がレンズを用いて撮影した写真、右がピンホールで撮影した写真です。その差は一目瞭然。
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◆まとめ

・超簡易ピンホールカメラを作りました。
焦点距離F値について、だいたい計算通りのスペックで使用することができました。理論と実証、大事。
・実写したところ、特にボケが大きすぎてあまり面白みのない結果に。撮影後に調べたところ、ピンホールカメラには焦点距離に応じた適切なホール径があることを知りました。
・色味は思ったより出ていました。
・ホールの大きさとフレア対策を考慮に入れて、改善試作を作れそう。

 

 

 以上です。家にあるもので誰でも簡単にできるので、お遊びでやるのがおすすめです。理屈では分かっていても、アルミに穴をあけただけでちゃんとパネルに像が映し出された時には感動しますよ!どうしてもセンサーにゴミが付着しますので、その点だけはご注意ください。
 

 

それでは。